2004年 10月 31日
ナチス関係のお話 |
最近、ヘルボーイ・バンドオブブラザーズ・コールオブデューティーなど、やたらナチスドイツが絡んでいる作品に触れた。それに関連していろいろ見知ったことや興味深かったことを。ナチスドイツを賛美するつもりで書いているわけではありませんので、あしからず。
ドイツ軍は高度な技術を駆使して様々な兵器を開発し、連合国軍をさんざん苦しめた。「タイガー戦車」は当時最強の戦車で、アフリカやヨーロッパの地で大暴れした。拳銃の「ルガーP08」はクオリティが高く、敵国であるアメリカ兵が好んで持ち帰ったそうだ(バンドオブブラザーズにも、ルガーに関するエピソードがある)。蛇足だが、ルガーは精巧すぎて生産効率は悪かった。そのため後にメインの拳銃となったのが、ルパン3世愛用で有名な「ワルサーP38」だった。
戦車や拳銃は容易に想像がつくが、他にも独自の発想で兵器を開発していた。ロンドンを襲ったV2ロケットは、当時としては最先端のミサイルだった。他にも第一次大戦時から開発していた列車砲。簡単に言えば、線路で移動できる馬鹿デカイ大砲なのだが、スケールが半端ではなかった。いくつかある列車砲の中でも特大だったのが、「グスタフ(別称ドーラ)」だ。 このグスタフ、重さがなんと1350t。口径が80cmもあって砲弾の重さが約5tと、全てにおいて桁違い。組み立てには1400人以上が3週間もの時間をかける(分解して輸送した。他の列車砲と違い、さすがにそのまま線路での移動はできなかったようだ)。砲弾を発射するのに500人の人員が必要で、急いでも15分に1発しか発射できない。誰だ、こんなの考えたヤツは!実際にグスタフはロシアの要塞を破壊するのに使われたそうだ。
また、実現しなかった兵器として「太陽砲」というのもあったらしい。馬鹿デカイ鏡で太陽光を集め、それをビームのごとく照射するもの。もはやSFの世界。真偽は不明だが、空飛ぶ円盤も開発していたという説もある。矢追純一氏の著書によれば円盤兵器はすでに完成しており、ヒトラーは愛人エヴァとともに南極まで逃げ落ち、そこでひっそりと暮らしているそうだ・・・!
兵器とは違うが、悪名高きアウシュヴィッツ収容所にはヨーゼフ・メンゲレという相当にヤバい人物がいた。彼は収容所の主任医療士官を勤め、囚人に人体実験を行った正真正銘のマッドドクター。囚人達の中からガス室に送ったり実験体とされる対象を選別する際に、彼はいつも穏やかな笑顔をしていたので、別名「死の天使」とも呼ばれていた。以下、フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』からその悪行に関する部分を抜粋。
映画「ヘルボーイ」の冒頭では、敗色濃厚となった大戦末期に大逆転を狙うヒトラーが、悪魔を呼び出そうというとんでもないオカルト計画を指令する。上記のようなエピソードを見ていると、まんざら架空の計画でもないんじゃないかとさえ思えてしまう。ひょっとしたらこんなサイボーグの研究も・・・!
ドイツ軍は高度な技術を駆使して様々な兵器を開発し、連合国軍をさんざん苦しめた。「タイガー戦車」は当時最強の戦車で、アフリカやヨーロッパの地で大暴れした。拳銃の「ルガーP08」はクオリティが高く、敵国であるアメリカ兵が好んで持ち帰ったそうだ(バンドオブブラザーズにも、ルガーに関するエピソードがある)。蛇足だが、ルガーは精巧すぎて生産効率は悪かった。そのため後にメインの拳銃となったのが、ルパン3世愛用で有名な「ワルサーP38」だった。
戦車や拳銃は容易に想像がつくが、他にも独自の発想で兵器を開発していた。ロンドンを襲ったV2ロケットは、当時としては最先端のミサイルだった。他にも第一次大戦時から開発していた列車砲。簡単に言えば、線路で移動できる馬鹿デカイ大砲なのだが、スケールが半端ではなかった。いくつかある列車砲の中でも特大だったのが、「グスタフ(別称ドーラ)」だ。
また、実現しなかった兵器として「太陽砲」というのもあったらしい。馬鹿デカイ鏡で太陽光を集め、それをビームのごとく照射するもの。もはやSFの世界。真偽は不明だが、空飛ぶ円盤も開発していたという説もある。矢追純一氏の著書によれば円盤兵器はすでに完成しており、ヒトラーは愛人エヴァとともに南極まで逃げ落ち、そこでひっそりと暮らしているそうだ・・・!
兵器とは違うが、悪名高きアウシュヴィッツ収容所にはヨーゼフ・メンゲレという相当にヤバい人物がいた。彼は収容所の主任医療士官を勤め、囚人に人体実験を行った正真正銘のマッドドクター。囚人達の中からガス室に送ったり実験体とされる対象を選別する際に、彼はいつも穏やかな笑顔をしていたので、別名「死の天使」とも呼ばれていた。以下、フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』からその悪行に関する部分を抜粋。
メンゲレの実験は対象を圧力室に置いて様々な薬をテストしたり、死に至るまで凍らせたり、様々な致命的外傷を与えたりするものだった。メンゲレは双子に特別な興味を持っていた。双子に対する実験は1944年に始まり、対象は選ばれ、特別のバラックに置かれた。実験のほとんど全ては科学的価値が曖昧で、倫理を無視していた。子供の目の中へ化学薬品を注入して瞳の色を変更する実験や、様々な切断および他の残忍な外科手術が行われた。双子の静脈をともに縫い合わせることで人工の『シャム双生児』を作ることを試みたが、この手術は成功せず単に悪性の感染症に感染させただけだった。カイザー・ヴィルヘルム人類学研究所(ベルリン)のフォン・フェアシュアー博士のもとへ彼が送ったトラック2台分の記録は後に破壊され、彼の仕事の全貌は決して知られることはないだろう。メンゲレの実験の対象は実験から生存しても、解剖のために後でほとんどが殺害された。しかもこの男、ドイツが降伏した後も他人の振りしてまんまと逃げ延び、南米で実業家として成功。妻と離婚し、未亡人となった義理の姉妹と再婚なんてこともしている。結局、1979年まで生きた。死因は海水浴中の心臓発作による溺死。平和なもんだ。1992年に行われたDNAテストで、ようやく正体が分かった。なんてヤツだ!
映画「ヘルボーイ」の冒頭では、敗色濃厚となった大戦末期に大逆転を狙うヒトラーが、悪魔を呼び出そうというとんでもないオカルト計画を指令する。上記のようなエピソードを見ていると、まんざら架空の計画でもないんじゃないかとさえ思えてしまう。ひょっとしたらこんなサイボーグの研究も・・・!
by shibalife
| 2004-10-31 23:38
| 雑記